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この形には、全部理由がある。
大きな襟。太い袖。広い身幅。
胸にポケットのようなステッチがあるのに、
ポケット口がない。
ボタンも、ほとんど見えません。
少し変わったデザインのシャツ。でも、この服は「変わった服を作ろう」
として生まれたものではありません。
元にあるのは、フランスの漁師や船乗りたちが
仕事着として着てきた、フィッシャーマンスモック。
船の上で働くために、必要なものを残し、
邪魔になるものを削っていった。
その結果として、この形になりました。
そして今回Non-Staffでは、
この服を「Deep Black」にしています。
まずは、黒染めの前に。
この少し不思議な服そのものについて、
知ってもらえたらと思います。 -
まず、この服について。
フランスでは「Vareuse(ヴァルーズ)」
とも呼ばれる、船乗りや漁師のためのワークウェアがあります。
今回のフィッシャーマンスモックも、
その流れにある服です。
普通のシャツと比べると、かなり作りが違います。
前を全部開けるボタンはありません。
頭から被って着る、プルオーバー。
首元には、着脱に必要な分だけ
短いスリットが入っています。
そして、その周りを囲む大きな襟。 -
ぱっと見ではデザインに見えます。でも、この服を細かく見ていくと、
「なぜ、そうなっているのか。」
が少しずつ分かってきます。 -
ボタンが、表にない。
まず、首元です。
普通のシャツなら、前側にボタンが並びます。この服には、それがありません。
必要なボタンは、内側へ。 -
船の上では、ロープを引いたり、
網を扱ったりします。
だから、外側には余計な突起を
できるだけ作らない。
ボタンをなくしたのではなく、
必要だから残す。
でも、邪魔になりにくい場所へ移す。
そんな考え方です。
今見ると、この小さなボタンまで
デザインのように見えます。
でも、最初にあったのは
装飾ではなく、機能でした。 -
ポケットも、表にない。
次は、胸です。
よく見ると、左右に大きな四角い
ステッチがあります。 -
どう見ても、ポケットっぽい。
でも、表側にはポケット口がありません。
では、この四角は何なのか。
服を裏返します。 -
あります。ポケットは、内側に付いています。
なくしたわけではありません。
仕事着として収納は必要。
でも、船の上でロープや網を扱うなら、
外側にはできるだけ出したくない。
必要なものは残す。
邪魔になるものは、表から消す。
ボタンと同じ考え方です。
この四角いステッチは、
「変わったデザインを付けたもの」ではなく、
内側にポケットを取り付けた結果として、
表側に残った線なんです。 -
袖が、細くならない。
この服で、もうひとつ面白いのが袖です。
普段見ているシャツなら、上腕は太く、
手首へ向かうにつれて細くなる。
袖口にはカフスを付け、タックを取って
手首の幅へ収めるものも多い。
でも、この服は違います。 -
袖の付け根から、袖口まで。
かなり太いままです。
上腕も太い。肘も太い。袖口も太い。
腕の形に沿わせて細くするのではなく、
動くための空間を、そのまま残しています。
ロープを引く。網を持ち上げる。腕を曲げる。
前へ伸ばす。中に服を着込む。
そんな動きをしても、腕を締め付けにくい。
今なら「ワイドスリーブ」と
説明したくなる形ですが、
ファッションとして
袖を太くしたわけではありません。 -
仕事着だったこの形を、
ファッションは何度も見つけてきた。
ここまで見ると、「昔の漁師の服として面白い」
だけでも十分かもしれません。
でも、こうした船乗り服の合理的な形は、
その後のファッションの中でも何度も見つけ直されてきました。
代表的な例のひとつが、
マルタンマルジェラです。
マルジェラがエルメスを手掛けた
1998年秋冬コレクションには、
「Vareuse」と呼ばれる、深いV字の
開口部を持つトップスが登場しています。
昔の漁師服をそのまま再現した、
という話ではありません。
プルオーバー。大きく開いた首元。
留め具を極力減らした構造。
身体から離れたシンプルな形。
仕事着の中にあった要素を取り出し、
別の服として見つめ直しています。 -
そして、その関心は
1998年だけで終わっていません。
ルイヴィトンの2025年
クルーズコレクションでも、
伝統的な船乗り服「Vareuse」が参照されています。
昔の仕事着なのに、
何十年、何百年と時間が経っても、
多くのデザイナーから何度も見つけ直される。
それだけ、この形そのものに魅力がある。
余計な装飾の少ない構造。
今の服にも見えるそれらのずっと手前に、
仕事をするために作られた服があります。
今回のフィッシャーマンスモックは、
その「元になった側」に近い服です。 -
そして、私たちは黒くした。
ここまで説明してきましたが、
このフィッシャーマンスモックは、
そのままでも十分に面白い服です。
そのまま販売する。
それもひとつの選択肢でした。
ただ、Non-Staffには、
「Deep Black」があります。
古着を黒く染めることで、
その服が持っていた形やディテールを、
別の角度から見てみる。
今回も、このフィッシャーマンスモックを
黒く染めました。 -
BEFORE → DEEP BLACK
-
-
黒くしたら、
ディテールが見えてきた。
今回、実際に染めてみて面白かったのが、
黒くしたのに、服のディテールは
むしろ見えやすくなったこと。
元の色の状態では、
生地。縫い糸。ポケット。切り替え。
それぞれが近い色の中にありました。
黒く染める。すると、生地は黒く沈む。
その一方で、
明るく残ったステッチが浮かび上がります。 -
ポケットが、良い違和感に
黒い身頃の上に、白い四角い線だけが浮く。
見るからにポケット。
でも、表側には入口がない。
裏返すと、ポケットがある。
元々は仕事の都合で生まれた構造です。
それが黒染めしたことで、結果として、
かなり目を引くディテールになりました。
最初からデザインしようとして作った
違和感ではありません。
元々そこにあったものが、
黒くしたことで見えるようになった。
そこが、今回かなり気に入っています。 -
裏返して、着てもいい。
フィッシャーマンスモックは、
裏返して着られることもありました。
当時のブルターニュ地方では、
海で仕事をして汚れた面を内側にして、
休日や街へ出るときには、きれいな面を表にして着る。
そんな使われ方もあったとされています。
つまり、表と裏で、役割を変える服。
実際に今回の一着も、
裏返してみるとかなり面白いです。
表では隠れていたポケットが、外に出る。
ボタンも、外に出る。
その一方で、肩や脇には、本来なら内側に隠れている
縫製がそのまま現れます。
きれいに完成された表側とは、
まったく違う表情です。 -
普通なら、「裏返しに着ている。」
そう見えるはずです。
でも、そこがいい。
ポケットはちゃんと外側にある。
ボタンも見える。
なのに、縫い代だけが外へ出ている。
“なぜか、どう見ても裏っぽい。”
その違和感があります。 -
その「裏っぽさ」も、
今ではデザインになる。
そして現代の服を見ると、本来内側に
隠すはずのものを、あえて外側へ見せる。「インサイドアウト」という仕様がある。
服を作る途中で裏に隠されるはずの構造を、
そのまま表へ出す。
偶然にもマルジェラが繰り返し扱ってきた
表現のひとつでもあります。そして今回のDeep Blackでは、
黒い生地から白い縫製が浮き上がることで、
その「裏側」がかなり格好よく見えます。 -
受注生産について
受付期間:9月28日(月)〜 10月4日(日)このシャツは、受注生産です。
注文を受けてから、一点ずつ丁寧に作ります。
そのため、返品は受け付けておりません。
ご注文後、染めに入るため、
お届けは10月10日以降になります。
大量生産品のように、すぐには届きません。
でも、あなたの選んだサイズに合わせて、
あなたの一枚だけを仕上げる時間です。 -
黒染め商品について
古着の素材や元の色によって、
黒の染まり方には多少の個体差があります。
また、染色商品のため、はじめのうちは
洗濯時に色が出る場合があります。
最初の数回は、単独で洗濯するか、
黒やネイビーなどの濃い色の衣類と
一緒に洗濯することをおすすめします。
白、グレー、その他の淡い色の衣類とは、
色移りする可能性があるため、ご注意ください。 -
サイズについて
本商品にはサイズタグがないため、
着丈を基準に独自のサイズを設定しています。
フィッシャーマンスモック特有の、
身幅・袖幅を広く取った作りで、
どのサイズを選んでもゆったりとしたシルエットです。
実際、身幅はすべて約62〜69cm。
中央値は約66cmで、最小と最大を比べても
差は約7cmしかありません。
つまり今回のサイズ選びでは、「身幅が入るか」より、
「どれくらいの着丈で着たいか」。
ここを基準に選んでもらうのがおすすめです。
M|着丈 約69〜72cm
L|着丈 約73〜76cm
XL|着丈 約77〜79cm -
「変わった服」には、
全部理由がある。
昔、フランスの漁師や船乗りたちが
仕事をするために生まれた服。
その形を見ていくと、
ポケットにも。ボタンにも。袖の太さにも。
全部、理由があります。
そして、その合理的な形は、時代が変わっても
ファッションの中で何度も見つけ直されてきました。
今回Non-Staffでは、
そのフィッシャーマンスモックを黒く染めています。
黒くしたことで、
白いステッチが浮き、
隠れているポケットの形が見え、
ボタンがアクセントになり、
服の構造そのものが
以前より強く見えるようになりました。
まずは、フィッシャーマンスモック
という服を知ってほしい。
そのうえで、Non-Staffが
Deep Blackにした一着を見てもらえたらと思います。👇
Deep Black Special Select
- 選びぬいた、1点ずつの黒
-
[メンズW35] 90年代 Polo by Ralph Lauren/ポロバイラルフローレン ワークパンツ コットン/ナイロンパンツ カーゴパンツ ミリタリー
通常価格 ¥19,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥19,980 -
[メンズW34] 90〜00年代 Polo by Ralph Lauren/ポロバイラルフローレン チノパン 黒染め
通常価格 ¥8,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥8,980 -
[メンズW34] 90〜00年代 Polo by Ralph Lauren/ポロバイラルフローレン ワークパンツ スノーカモオーバーパンツ 黒染め
通常価格 ¥16,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥16,980 -
[メンズXL] 90年代 長袖シャツ チロリアンシャツ 黒染め
通常価格 ¥8,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥8,980 -
[メンズW31] 90〜00年代 Polo by Ralph Lauren/ポロバイラルフローレン チノパン リネンパンツ 黒染め
通常価格 ¥16,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥16,980 -
[メンズW40] 00年代 Lee/リー ワークパンツ ペインターパンツ 黒染め
通常価格 ¥7,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥7,980 -
[メンズS] 90〜00年代 長袖シャツ チロリアンシャツ 黒染め
通常価格 ¥8,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥8,980 -
[メンズL] 90〜00年代 長袖シャツ チロリアンシャツ 黒染め
通常価格 ¥8,980通常価格単価 あたりセール価格 ¥8,980
Non-Staffについて
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Non-Staffは、埼玉県富士見市・みずほ台駅西口から徒歩1分の場所に店を構える無人古着屋です。
「古着をもっと身近に」をコンセプトに、誰でも手軽に楽しめる価格帯と厳選された高品質なアイテムをご提供しています。10年以上の経験を持つプロのバイヤーが選び抜いた信頼の品質で、多くのお客様にご支持いただいています✨
また、オンラインストアを通じて、遠方のお客様にもこの価値をお届けしています。
📈 Googleレビューでは平均4.8以上の高評価をいただき、多くの満足の声が寄せられています。 -
私たちのこだわり
・厳選されたアイテム
長年の経験を活かし、トレンドと品質を兼ね備えたアイテムをセレクト。
・安心のサービス
無人店舗で培った運営ノウハウを活かし、オンラインでもスムーズなショッピング体験を提供。返品・返金対応も可能なので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
・手の届く価格
「古着は高い」という固定観念を打ち破り、誰もが試しやすい価格設定を実現しました。
・全国配送対応 🚚
地方や遠方にお住まいの方でも気軽に古着を楽しめるよう、全国対応の配送を整備しています。 -
Non-Staffが選ばれる理由
・経験豊富なバイヤーが選ぶ信頼の品質
10年以上の実績を持つオーナーが直接仕入れを行い、品質に妥協はしません。
・ユーザー視点の安心サポート
オンライン購入に不安がある方にも、わかりやすい説明と丁寧なサポートで安心感をお届けします。
・シンプルで透明な運営
無駄を省いたシンプルな運営で、良質な古着をより多くの人にお届けすることに集中しています。 -
信頼の証 - Googleレビューの一部をご紹介!
📣Googleレビュー平均4.8の高評価!
-
9月28日19時販売開始
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